好きだからこそのイジワルに胸キュン『からかい上手の高木さん』

中学2年生の西片くんは、隣の席の高木さんに毎日のようにからかわれる。悔しくてやり返そうとしても、いつだって高木さんの方が一枚上手で、掌の上で転がされるばかり。「何でいつもからかってくるのだろう」と考える西片くんだけど、「気になる人ほどからからかいたくなる」という気持ちが、理解できるほどには大人じゃなくて――。

そんな高木さんの気持ちに、一人だけ気付かない西片くん。近づきそうで近づかない距離感に、読者も思わず中学時代を振り返ってしまって悶絶者続出のショートストーリー集。

出典『からかい上手の高木さん』

というわけで『からかい上手の高木さん』を紹介します。マンガ大賞2017 10位入賞作です!

みどころ

毎話毎話、とにかく高木さんが高度な方法で西片くんにイタズラします。どれも大したイタズラではないのだけど、高木さんの演技や間の取り方がうますぎて、コロッと騙されちゃう西片くん。

からかわれ続ける西片くん

でも、高木さんからは嫌味な感じは一切感じません。なぜなら、明らかに西片くんに好意があって、それが読者には丸わかりだから。

なんか静かな教室で二人っきりだとさー、
世界に二人しかいない感じしない?
このまま誰も来なきゃいいのにね

とか、はっきり言葉にもしています。

確かにイタズラっぽい言い方ではあるけれど

ただ、イタズラの合間に自然な流れで放り込んでくるので、鈍感な西片くんはそれすらもイタズラだと思っちゃう。高木さんは時に大胆な態度を取ることもあって、もうドギマギしっぱなしの西片くんなんだけど、それでもやっぱり気付かない。

距離感が縮まりそうで縮まらないこの感じが、もどかしくて悶え死にしそうになるんですね(笑)

これって漫画の技術的にはすごく難しいことしている気がするんです。イタズラは共感を呼ぶくらいリアルじゃないといけないだろうし、鈍感な西片くんが気持ちに気付かないギリギリを攻めなきゃいけない。かつ、高木さんが嫌味に映らないようにする必要もあって。そのバランスを保ちつつ、あの手この手のイタズラを考えていく。うん、やっぱりすごい!

中学生の頃、隣の席同士でこんなことしてたら、楽しくて仕方ないでしょうね。そんな中学生はもちろん、大人もちょっと甘酸っぱい気分に浸りたければぜひ!

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