世界観もしっかり!モンスター飯系冒険譚『空挺ドラゴンズ』

天翔ける龍を追って東奔西走。今は数も少なくなった捕龍船クィン・ザザ号。捕らえた龍を解体し、それを売って生業とする。龍は高値で取引され、何より美味しい。その味の虜となったミカと仲間たちは、伝説の「光る龍」を求めて旅をする。

ドラゴンを追うクィン・ザザ号(出典『空挺ドラゴンズ』)

というわけで『空挺ドラゴンズ』を紹介します。まだ、1巻だけなので今後の展開は未知数のところがありますが、なるほどマンガ大賞2017にノミネートされるだけあって、不思議な力を放っています。

みどころ

① 宮崎駿風な冒険ファンタジー

空挺が空を翔ける。雲間にドラゴンを発見。銛を使って捕獲する。空賊も急襲し、空の上での銃撃戦。『天空の城ラピュタ』や『風の谷のナウシカ』が思い浮かびます。絵柄はどことなくナウシカ原作にも似ています。影響、受けているんでしょうね。それらに負けじと、空を飛びながらの龍退治は迫力満点。否が応でも冒険心がくすぐられます。

出典『空挺ドラゴンズ』

② 緻密に描かれる人物と舞台

世界観の構築も緻密に行っています。今は数も少なくなった捕龍船が、どのように運営されているのか。世間からはどう見られているのか。その仕事に対して、乗組員たちはそれぞれどう取り組んでいるのか。1巻はこのあたりの設定を丁寧に描写しています。

龍肉は美味しいらしい(出典『空挺ドラゴンズ』)

例えば、ミカという青年は、ただ美味しいドラゴンを探し求めているようです。少女のタキタは一攫千金が目的の様ですが、この仕事が命懸けという認識がまだまだ足りません。ヴァニーという女性は「地上に居場所がなかったから、空の飛び方を覚えただけ」と意味ありげに語ります。今後、それぞれのエピソードが掘り下げられていく予感がしますね。

ミカ(出典『空挺ドラゴンズ』)

また、「龍捕り」に関して。風や雲の流れなどの経験則による「探龍」、捕龍砲でアンカーを打ち込む「追尾・銛打ち」、ボムランスという武器を打ち込む「止め」、フックで吊り下げて運ぶ「曳行」など装備に関しても設定は充実。このあたりは『進撃の巨人』が思い浮かびますね。

③「光る龍」の謎

1巻の終盤に登場した、伝説の「光る龍」。嵐に遭遇した船を助けたと伝えられています。これが物語の核心となっていくのでしょうか。冒険ファンタジーとして期待大です。

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